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No.127  ブルーライトって何ですか?

先日、電気屋さんで勧められて大型のテレビを買いました。画面は大きくなって見やすいのですが、とても目が疲れるようになって長い時間見ていられません。

ドライアイで近くの眼科に通院しているのですが、 ブルーライトが関係しているとも聞きました。ブルーライトとは時々耳にしますが、よくわかりません。教えてください。(63歳、女性)

ブルーライトとは可視光線のうち波長の短い領域の光のことで、青色の光線です。LEDが開発されてから、最近は身の回りの商品にも応用されよく耳にしていることと思います。LEDは、熱に変わりにくく明るく寿命が長い明かりとして普及してきました。

このためパソコンやスマートフォンの液晶画面、テレビ画面などにも、LEDが多数使われています。LEDの特徴として、このブルーライトが多量に放出されることが挙げられます。つまり、テレビからもブルーライトが多く出ています。最近の大型TVから出るブルーライトは、昔のブラウン管のテレビと比較すると、放出量が数倍にもなっている可能性があります。

ブルーライトは波長が短いため、直進性が悪く光が散らばりやすい特性があります。したがって、ドライアイなどで角膜の状態が悪い方が見ると、眩しく感じ、液晶画面を見続けると疲れやすくなったりします。このような患者さんは、ブルーライトをカットすることで画面が見やすくなる可能性があります。

ただし、ブルーライトはヒトの体にとって時に大切な光で体内リズムに関係します。午前中には太陽からのブルーライトを浴びたほうが良いです。したがって、常にブルーライトをカットしていると体に不調をきたすことになります。このQ&A No. 80もご参考にしてください。もちろん今回のご相談者が新しいテレビで疲れやすくなった原因は他にもあるかもしれませんので、眼科の先生に詳しく尋ねてください。

2017年12月