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症例詳細

No.54  まぶたに白いものがあって痛い(マイボーム腺梗塞)

 3日前から、右目の下まぶたに白っぽくて少し黄色みがかった突起のようなものができて、ごろごろ痛みます。もう少し小さいものは、時々できているような気がするのですが、 ここまで大きくはありませんでした。

また、こんなに痛いのは初めてです。普段はコンタクトレンズをつけているのですが、やめたほうがよいでしょうか。つけていたほうが痛くない ような気がします。どんな目薬をつけるのが良いでしょうか。(37歳女性)

右下まぶたに白っぽく黄色みのある突起ができて痛みがあるとのことですね。3日間続いていて、これまでより大きく痛みも強いとのことですので、まずは眼科での診察を受けることをおすすめします。症状からは、マイボーム腺梗塞と呼ばれる状態が考えられます。

 まぶたの縁には「マイボーム腺」という脂を分泌する腺が並んでおり、この脂が涙に混ざることで、目の表面を守る役割をしています。この脂が固まって出口が詰まると、白い突起のように見えたり、ゴロゴロした痛みの原因になります。大きくなると角膜に当たって傷をつくることもあります。似た症状を起こすものとして、ツァイス腺嚢腫や稗粒腫(ひりゅうしゅ)などもありますので、やはり診察での確認が大切です。

 治療は、小さいものなら点眼薬で改善することもあります。大きい場合は、針で開けて中の固まりを押し出す処置で治ることが多いです。また、何度も繰り返す場合は、マイボーム腺機能障害が背景にあることがあります。加齢や細菌の影響など、原因はさまざまですが、はっきりしないこともあります。

 コンタクトレンズについては、一般的には炎症や病変があるときは装用を控えることが多いです。ただし、場合によっては一時的に角膜を保護する役割をすることもありますので、診察した医師の指示に従ってください。